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zemaitis 2005 S24ST CUSTOM perl front

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またまた下手な動画でごめんなさい

低評価がめっちゃついてますが、自覚してるのでご容赦ください(汗)

 

 

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当時のZemaitisは、「は?ゼマティスさんが死んで、その商標を神田商会が買い取った?んでゼマティス作って売ってる?んなのはゼマじゃねぇ!」なんて風潮がありました。分かりやすく言えば、ゼファーやキッズギターと同様のゼマコピ扱い的な感じで、神田ゼマティスと呼ばれ、本家より遥か格下に位置付けられてました。

 

メタルフロントやスーペリオアシリーズは見た目も本家と近く、人気もあったと思います。ただパールフロントに関しては本家に比べ貝殻が大きく、本物が持つ気品みたいなもののは微塵も受け継いでいない印象でした。

 

更に、この時同時にGrecoからもゼマティスを出して、神田ゼマティスを疑似的に格上扱いしていたのも悪手だったように個人的には感じました。

 

そんな中、これは2005年にzemaitis50周年記念として特別に2本だけオーダーにて制作されたパールフロントの個体です。ピックアップはKent Armstrongの手巻き品を搭載しており、通常のディマジオ搭載機とは一線を画します。

 

見た目も本家のゼマを思わせる佇まい。それどころか本家より美しいと感じてしまいました。それもそのはず、一枚のパールが本家よりも小さいのです。例えていうなら、布袋さんのパールフロントが、ボディ10列、ヘッド4列なのに対し、これはボディ12列、ヘッド6列です。

 

神田ゼマがパール一枚が大きく、粗く見えていたせいと相俟って、これは非常に美しく見えます。

 

重さも軽く、3.5kgです。24フレットですがスケール的には22フレットと同等なのでテンションもきつくなくてグッドです。音に関しては動画を参照してください。

 

 

最後に、現在のゼマティスに関してちょっと言及してみたいと思います。

 

カスタムショップ(CS)製のゼマティスはギターとしては優秀で良い作りだと思います。パールフロントは貝殻一枚は割と小さ目で、見た目は好印象です。メタルフロントやスーペリオアシリーズも見た目は良いと思います。

 

しかし、ホンジュラスマホや3P構造でなくなった現在と当時を比較すると、当時の方が遥かにゼマに近かかったです。

 

特に、ネックが全然違います。実は私は本家のZemaitisを2本触った事がありますが、本家のZemaitisはネックが細いんです。神田ゼマは割と本家に近いフィーリングですが、現在のカスタムショップのゼマはネックが明らかに太いです。

 

時代が経過するごとに本家から遠のいていくのがちと悲しい。

 

今となっては神田ゼマの方は珍重されており、神田ゼマではなく、「トニーコレクション」と称されてるようです(笑)。