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ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け ピーター・リンチ (著), ジョン・ロスチャイルド (著), 三原 淳雄 (翻訳), 土屋 安衛 (翻訳)

投資のお話。

 

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最近はインデックス投資ETF、シーゲル銘柄に代表される高配当米国株関連の書籍を読むことが多かったので、企業分析から株価が割安な会社を探して投資という、いわゆるバリュー株投資というオーソドックスな手法が新鮮に写りました。

 

テンバガー(10倍になる株)は日常に潜んでいる。

バイオ株とか話はみんな喰らいつくが、ダンキンドーナツやサービス・コーポレーション・インターナショナル(葬儀屋のチェーン)にはまったく喰らいつかない、という話は非常に興味深かった。

 

そして、やはりというかピーターリンチでさえも、「企業分析をするのが面倒であればインデックス投資でもやっとけ!」的な事を名言しており、ここでもインデックス投資の優位性は認められています。

 

この本で一番参考になったのが、12月は手仕舞いのために多くの売りが発生して株価が下がる傾向があるということ。あくまで傾向だと思いますがね♪

 

トータル非常に面白く勉強になる本なのですが、問題点は、初版が2001年で、話の内容は99年くらいまで。加筆修正されているとはいえ、流石にちょっと古い。あと、具体例として挙げられている会社の中には、現存しないものもあり、補足説明もないのは残念。あと具体的な数字が多く、ちょっとシンドイ(笑)